第2章 第1話 両面宿儺
虎杖「本当にいいんすね、先輩、つぐみ」
先輩方とつぐみは頷いた。
虎杖「よっしゃいくぞ‼︎」
「こっくりさんこっくりさん生徒会長がギリ負ける生き物を教えてください」
手がすすす…と動く。
く…
り…
お…
ね…
虎杖「クリオネだってぇー‼︎」
「雑魚すぎでしょ…wwwww」
先輩方「ぶははははははっ」
みんなで笑う。
そこへ、
生徒会長「オカ研ッ‼︎」
といいながら生徒会長らしきひとが勢いよくドアを開け、やってきた。
虎杖「お、プランクトン会長どったの?」
といいながら虎杖は生徒会長を馬鹿にしている。
生徒会長「殺すぞ…… 活動報告のない研究会にいつまでも部室をあてがうほどこの学校は広くない!言ったハズだ。」「あと、こうみえて僕は合気道を嗜んでいる!ここは今日から女子陸上部の更衣室となる、速やかに立ち去れ!」
虎杖「フウ… うちの先輩方をなめてもらっちゃ困るな会長」
というと分厚いなにかしらのファイルを虎杖は持ってきた。
先輩方と虎杖は怪しく笑う。
つぐみはというと今来たばかりで話についていけないな…と思ったので大人しくしておこうと思ったのであった。
生徒会長「…なんだそれは」
と生徒会長がいうと先輩がふっふっふといった様子で話し始めた。
佐々木「新しいネタですよ。しかもこの学校にまつわるね。」
佐々木「わが校のラグビー場が閉鎖されてる理由はご存じですね?」
生徒会長「ああ、利用者の多くが体調不良を訴え入院したからな」
佐々木「その通り!おかしいと思いませんか?殆どがあの屈強なラガーマンですよ?実は彼らが体調を崩す直前奇妙な物音や声を聞いたそうです。」
「え、それって幽霊…的な…???」
佐々木「まあ、聞きたまえ、つぐみくん。私達心霊現象研究会は調べたのさ!そこで、この30年前の新聞記事です。」
といいながら佐々木先輩はファイルを広げ、挟んであった新聞紙の切り抜きを指差した。
佐々木「建設会社の吉田さんが行方不明になったという記事。最後の目撃情報はココ!建設途中の杉沢第三高校!当時吉田さんは各所から借金しており、その筋の人からも狙われていた…つまり‼︎ラグビー場には吉田さんの死体が埋まっていて、一連の騒ぎは彼の怨霊によるものだったのです(推測)‼︎」