第12章 生贄
その宵宮の“自分を見下す発言”にイラついたのか、特級は床を抉る。
虎杖「伏黒!!宵宮!!釘崎連れて領域から逃げろ!!2人が領域o 『 やだね』
は?宵宮なんで…」
『釘崎を救いに行けるのは伏黒と俺だ。だけど俺は信用も信頼も尊敬も出来ない女を助けるほど心が広い訳じゃねェ。
それにこの中で実力で言っても実戦経験で言っても俺が一番だ。
なのに片腕ねぇ奴に特級を一人で任せらるか?
釘崎の救助なんて実際虎杖でも行ける。
俺は“特別特級”だ。“特級”とは違う。常に自分の命は後回し。ここら辺は今度悟にでも聞け。俺は説明する気がねぇ。
とにかく俺はここに残る。【...…】』
誰にも聞こえない声で【従え】と言いこの場に止まったのだ、零は。