第12章 生贄
宿「少し待て。今考えてる」
そう言う宿儺に特級は怯える。
『恵を追った所で虎杖に代わられる_____奴らが一番困るのはふりだしに戻すこと。とか考えてんだろ?』
宿「あぁそうだ…
?零は倒れていなかったか?」
『あれは“影”の演技。俺はずっと皆の観戦。戦闘スタイルはやっぱ性格に左右されるのかな?って感じだったな。で、宿儺はそこのワカメ?祓えよ。祓わんのなら強制で虎杖引っ張り出すぞ』
宿「どうやってだ?」
『んーと…まずオマエを殴って、脳震盪にでもしといて、術式剥奪して。反転もな?んで、時間を止めて、解剖して、虎杖ん中から指引っ張り出して、全部止めたら指封印して、虎杖を反転で治して、時間を止めるのをやめて、虎杖が起きてきたらオマエは1000年ぶりの復活がなかった事になるわけだ』
宿「それは普通に凄い損だな…」
判断に迷っていた呪い。だが、宿儺に変な呪力を当てようとする――――!!
宿「馬鹿が」
それは宿儺の逆鱗に触れる行為だった。
しかし攻撃をしようとする呪い。
対抗する為に手を反転で治そうとする宿儺。
しかし、治しすぎたようで。
宿「あ、こっちも治してしまった」
ポッカーーーーンと最大限のマヌケ面をかます呪い。
宿「散歩は嫌か。まぁ元来呪霊は生まれた場に留まるモノだしな。良い良い。
ここで死ね」