第38章 利休の匣〜2026信長誕生祭〜
布地が肌に擦れる感触に身体が甘く震える。
「異国の衣は、随分と大胆な作りだな」
腰の飾り紐の結び目を軽く引っ張ると、紐の先に付いている小さな真珠の玉が揺れる。この紐を引けば、衣が容易く脱げる作りなのだろう。だが…
「脱がすのが惜しいな」
信長は紐には手を掛けず、腰から太腿へと手を滑らせる。内腿をするりと撫で、三角形の小さな布地に隠された足の中心へと手を伸ばす。後の細紐に比べればまだ大事な部分を覆ってはいるものの、その布面積は甚だ頼りないものだった。
金糸で施された繊細な花模様の刺繍を指先でなぞり、股の部分へと指を滑らせる。
「っ……!?」
股の部分の布地の上で信長の指先がぴくりと止まる。
そこには、薄い布の中央を縦に裂くような細い切れ込みがあった。
信長の指先が裂け目の縁をゆっくりと押し広げる。
裂け目の縁には細い金糸が縫い込まれ、肌へ食い込まぬよう滑らかに処理されている。そのせいで裂け目は自然に開き、脚を閉じても完全には塞がらない作りになっていた。
身動ぎするたびに布端が敏感な部分を擦り上げる。
しかも布地は極端に薄く、奥の秘めた熱が滲めば、布は湿り気を帯びてすぐ肌へ貼り付き、裂け目の形をより際立たせてしまう。
「なるほどな。脱がせずとも好きに触れられる仕組みか」
信長は低く呟きながら、指先でその構造を確かめるようになぞる。
前布は小さな三角形で布面積は心許ないが、ある意味慎ましく隠しているようにも見える。だが中心には密かに縦に細長い穴を設けて足を開けばそこだけ露わになるよう計算されている。
指でなぞれば、布端が左右へ僅かに開き、隠された場所に容易に触れられる際どい形状であった。
信長の指が、裂けた布の隙間へとゆっくりと沈み込む。指先が穴の縁をなぞるたび、金糸の縁取りが柔らかな肉を擦り上げる。
奥から溢れた蜜が布地へ滲み、小さな穴の周囲をじっとりと濡らしていた。
ーくちゅっ…
信長が指先で濡れた箇所を軽くなぞると、くちゅりと湿った水音が鳴った。穴の中心へほんの少し指を沈み込ませると、ぬるりとした感触とともに熱い蜜が指先に絡み付いた。
「っ…や、あっ…」
指先が動き、布地が擦れるたびに奥の柔らかく敏感な場所が甘く刺激されて、焦ったい熱が身体のナカへと溜まっていく。
(脱がされるより、着たまま触れられる方が感じるなんて…)
