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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第14章 拾参 似た者同士







この前から思っていたが、は一口が異様に大きい

そして口一杯に食べ物を突っ込む為、頬がパンパンだ

だが、それは任務以外のの素顔でもあり、とても愛らしい行動の一つだった

「…」

『へ、はひ?』(え、なに?)

「?」

ゴクッーーーーー

するとは自分の顔を触っていた

『…私もご飯粒付いてるかと思った』

「…そういう意味ではない」

『?』

「食べ方が独特だな…」

『…それはお互い様でしょ』

「ふっ、そうだな…」

互いに微笑むと食事を再開させた





片付け後、互いの警備地区まで一緒に歩いた

別れ際で義勇が此方を向いた

「また作ってくれないか」

『良いよ、またあの笑顔を見れるなら』

さっきまでのご飯粒を付けたあどけない面影は無く

月夜に照らされる端正な顔に思わず息を飲んだ

青い瞳は近付いてきて、口付けされた

「こっちも旨いな」

『なっ…』

すると林の向こうへ跳んでいってしまった

あれこそ何処で覚えたんだ

しかもあんな涼しい顔で…

今度仕返してやると胸に秘め、自身の見廻りを始めた




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