• テキストサイズ

⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第13章 拾弐 珠世と愈史郎







珠世さんは無惨により鬼にされたが、唯一呪いから逃れられたらしい

そして鬼でありながら無惨を滅殺しようとしていた

医者として治療を行い、人の血液を少量飲むことにより生き永らえている

だから他と身体が違ったんだ…

それに一番驚いたのは愈史郎のこと

無惨の血ではなく珠世さんの医療技術により、瀕死の愈史郎を鬼として生かした

一応医者を目指そうと思っていた私からは、雲を掴むような話だった

珠世さんはきっと今迄で一番の名医だ

私はふと疑問に思うことがあった





『鬼にはできても、鬼は人間に戻せる薬は作れますか…?』

「できます。どんな傷や病にも薬や治療法はあります」

『!』

それなら私達が鬼を斬る必要もなくなる

何より鬼殺隊員がこれ以上傷つく必要がない…

「ただ、今の時点では鬼を人に戻すことはできない」

『…でも、出来るんですね』

「はい、私たちは必ずその治療法を確立させたいと思っています」

『出来ることがあれば協力させてください』

「…貴女方は鬼を斬る身、何故協力する必要があるのでしょう」

「そうだ、貴様なんぞ必要のない物だ、だから此処に連れてきたくなかったんだ」





『……夢を…見るんです』




/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp