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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第13章 拾弐 珠世と愈史郎







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今日はお互い体調が良い

私達兄弟は晴れやかな空の中、歩いていた

(久し振りですね、私とても嬉しいです…ねぇ兄上?)

そう言って私は、前にいる兄上に手を握るよう差し出す

(…仕方の無い奴だな)

これは兄上の口癖

こう言っていつも私の我が儘を聞いてくれる

兄上の手は痩せ細り骨張っていたが、繋いだ手は暖かい

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目を開けるとそこはいつのも寝室、そして私の目には涙

久しぶりに夢を見た気がする

兄上の顔は見えなくとも、幸せに満ち溢れていた

雪梛もこの上ない幸せを感じていた

幸せな夢に、心成しか握られた右手が暖かい

ずっと見ていたかったなぁ…





コンコンーーーーー


襖をつつく音がした

「、任務だヨ」

『…分かった』

ふぅと一呼吸入れ、支度を急いだ




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