第8章 漆 兄弟子
「#NATE1#!」
誰かが私を呼ぶと冨岡さんの手が止まった
声の方へ振り返ると
『後藤!』
そこには後藤がいた、入隊選別以来だ
「柱になったって聞いたときは驚いたよ、おめでとう」
『後藤、死んでなくて良かった』
「おい、その言い方どうなんだよ…」
そう言う後藤の腕からは血が流れていた
『ちょっと、動かないで』
私は手際よく包帯を巻いた
「///っまた助けて貰ったな。俺は助けて貰ってばっかりだ」
『それが柱の役目だから気にしないで』
「ありがとうな」
すると他の隠が後藤を囲い
お前狡いぞとか卑怯だと散々言われ
終いには殺すぞと聞こえてきた
隠の皆は仲良さそうだ