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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第23章 弐拾弐 蟲柱







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いつもより私の目線が高かった





(鑰知(かぎし)、いるか)

(はい、お館様。どうなさいましたか)

(雪梛の体調はどうだ)

(只今眠っております)

私は兄上視点の夢を見ているようだ

兄上は、ある一室の襖を開けた

部屋には苦しそうに寝ている私と瓜二つの顔

そしてそれを見た兄上の胸はとても痛く締め付けられた

(…もう少しの辛抱だ)

兄上は雪梛の頭を撫でた

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『っっ!!』

目が覚め勢いよく起き上がる

頬に手をやるが、涙は出ていない

いつも雪梛視点の夢だったから分からなかったが

雪梛は幼い頃の私と瓜二つだった

何故今になって視点が変わったのか

そして何故私と同じ顔をしているのか…

雪梛は…私の前世?

『はぁ…』

溜め息を一つ吐き、考えることを止めた

それ以上考えれば良い方には辿り着かない

先程の夢を忘れるように竹刀を振り続けた

「、任務だヨ」

『…うん』

「死にそうな顔してるナ」

白音に伝令されのは昼時

それまでぶっ通しで鍛練をしていたようだ

『死ぬって…縁起でもないなぁ』





伝令はしのぶとの合同任務だった

これまでもお館様に頼んでしのぶと任務を行っていた

そして、しのぶに優先して鬼を滅殺させていた

今回、鬼を倒せば鬼殺数五十体を超え

甲のしのぶは柱に就任することが出来るのだ




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