第22章 弍拾壱　束の間※

この前、項に口付けすると声を挙げ、顔を赤らめる姿を思い出す

「此処が良いんだろう？」

『ああっ、やぁっ…』

後ろから項を舐めると案の定身体がすぐ反応し、膣内を締め付けた

の行動一つ一つが愛おしくて堪らない

旋律を続け、膣の蕾に刺激を与えた

『やっ…だ！』

するとの身体は痙攣し、達した





『はぁ…』

呼吸を整えていると、仰向けに戻される

我慢の限界なんだな…

少し回りが見えるようになった私は

先程の余裕な顔をしていた義勇が辛そうな顔をしている事に気付く

『はっ、良い…眺めっ…』

「くっ…随分と余裕が…有りそうだな…」

脚を担がれ、奥へ挿れられた

動きが激しくなる

『んんっ！義勇…』

「っ…っ」

名を呼び合うとお互い達した





「はぁ…」

義勇は仰向けの私の横に倒れ込んできた

先程くれた髪留めを包むように頭を撫でる

「…お前は幸せか？」

『…うん、凄く』

「そうか…」

『ありがとう、大切にする』



初めての口付け



初めての贈り物



初めての事情



義勇は私に初めてをたくさんくれる

こんなに幸せなことはない

悔いの残らない人生を送ろう…





この幸せを改めて感じながら、私は眠りに付いた