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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第21章 弍拾 友よ、永遠に







日輪刀は私の心臓を一突きする寸での所で身体を捻り、臓器を避けた

「本当、さんは無茶しますね」

しのぶは怒っていた

『ごめん…』

「臓器に問題なくても刀は貫通したんですからね。完治するまでは此処に居てください」

『はい…』

しのぶには何も言い返せない

年下なのに姉のような一面もある

これもカナエのお陰かな?





ーーーーーガンっ!!!





戸が壊れるような音を立てて開いた

『あっ…』

「っ…」

「ちょっと冨岡さん?私の屋敷を壊しに来たんですかー?」

音の主は義勇、見廻り帰りだろうか

かなり慌てている様子だった

そしてしのぶの顔に青筋が出ていた

色々とごめんなさい…

「私はこれから任務がありますので」

ではと椅子から立ち義勇に何か伝えて去っていった

義勇は 承知した と言い、静かに扉を閉め椅子に腰掛けた





『しのぶに何言われたの?』

「手荒な真似はするなと言われた」

『…』

しのぶ、恐るべし

「…身体は痛むか?」

『大丈夫、すぐ治る』

「そう言う問題ではないだろう…」

義勇の手が包帯の上から優しく触れる

「また傷が増えてしまったな…」

『不死川程じゃない』

「…あいつは自業自得だ」

私が笑うと義勇は切ない顔をして傷口にあった手を、私の頬に添えた




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