• テキストサイズ

⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第19章 拾捌 お祝い







すると唇に暖かいものが触れた

目を開けると目の前にの顔があった

『義勇、誕生日おめでとう』

「!」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(おめでとう、義勇)

(ありがとう姉さん!)

蔦子姉さんに抱き付くと、俺の頭を優しく撫でてくれる

毎年ご馳走を用意してくれて

最後は一緒に楽しく皿を洗う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





鬼の存在を知る迄は当たり前のようにあった日常

鬼が現れてからは、誕生日を祝うものという事すら忘れていた





「そうか…ありがとう」

切なく笑う義勇…少し悲しい気配を感じた





ギュッーーーーー

「…?」

は俺を抱き締める

『大丈夫だよ』

優しく声を掛け、背中を擦る

のその行動全てが温かく

俺の心をも暖めてくれた

そしてこの前の不死川に感じていた怒りは一瞬で消えていく

俺にはまだまだ修行が足りないようだ…





義勇は食器洗いを手伝ってくれた

『座ってて良いのに…』

そう言っても聞いてくれなかった

「共にすることに意味がある」

『?』

意味は判らなかった

でも、表情にでなくとも嬉しそうな義勇に安心した




/ 163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp