第2章 第一章
有馬は佐々木がダメとわかると
宇井に視線をやり
「郡は?」
と問いだした
「うちは今無理です、またハイルが寝付いてるので」
佐々木は「えっ!?宇井特等とハイルちゃん」と慌てるが
宇井は冷静に「違うから」と断言する
宇井と佐々木はお互い目を合わせ
有馬を見る
「……俺?」
「まぁ有馬さんに限ってないか」
「ないですよ多分」
宇井と佐々木はコソコソと話
不本意ながらという形をとる事にした
しかしそうなる前に本人を起こさなきゃ意味がないのである
宇井はの肩をゆっくり揺らしながら起こすが
起きる気配がない
「…有馬さん」
「いいけど、本人が嫌がったら意味ないよね」
宇井は(この人たまに最もな事を言ってくる)と思っているが
一応の気遣いで本人は寝ているが言っておくしかない
第一明日も自分達は仕事なので長居する訳にもいかない
考えた先結局は有馬に預けることしに
宇井と佐々木は同時に(篠原さんごめん)と考えながら
帰宅への道を歩いた
「…、?…あれ、私」
視界がぼやけるなか目を覚ますと
豆電球のついた薄暗い部屋が視界に入る
(私どうやって帰ってきたっけ、)
回らない頭を回転させようとしていると隣から声が聞こえる
「あ、起きた?」
「……え」
ゆっくりと振り向くとベッドに横たわる
有馬特等が居た
「へ?…え、?あ、え!??」
勢いよく起き上がりボサボサの髪をぺたぺたと整える
「そんな驚かなくても」
「あ、有馬特等…えっとこれは…
もしかして私潰れてましたか…」
「うん、寝て起きなかったから
取り敢えず俺の家に」
な、なんてことをしてしまったんだ私は…
あの有馬貴将の家に、酔って皆さんに迷惑をかけた挙句
上がり込んだとはっ
布団の上ながらも土下座の様なポーズを取り
謝り続けた
「え、いや大丈夫だから」
「ほんっっとに、すみません」
「う、うん…わかった、分かったから」
あの有馬特等が困惑してる
私にはただただやらかしたという気持ちしかなかった
「…お風呂、入る?
明日も一応仕事だし…女の子だし」
お風呂場の方向に指をさし
困惑しながらも親切に接してくれる有馬特等
「そんな、」