第3章 第二章
そして夜21時
あのまま立っている訳もなく
仕事を済ませ、19時に帰宅し
シャワーを軽く浴びニット素材の白いセーターに腕を通し
黒いズボンを履き、
21時10分と、少し遅れたが
旧多の住んでいるマンションの玄関に立ち
インターホンを押すとドアが開かれる
「おっそいなぁ〜」
と言いながら現れた旧多は歯磨きをしながら
出てきた
「せめて磨いてから出てきなさいよ」
「磨き始めたばかりなんれふけど」
と言われヅカヅカと玄関に入っていき
靴を脱ぐ、慣れた様子では
リビングに向かうと
「やあ」
「……は??」
そこには見慣れた刺青が目に映る
思わず肩に掛けていたカバンがずるっと落ちる
「な、なんでノーフェイスが此処に」
「あっれぇ言ってませんでしたっけ?」
バッと勢いよく声の主の方へ振り向き
「聞いてないわよ!」と声を上げる
「ちゃん何時になったら僕の事
名前で呼んでくれるの?」
「一生ないわよ」
「嘘つくのは良くないですよ、3人でシてる時
必死に呼ぶくせに…妬かせるなぁ」
と後ろから抱き着いた旧多にビクッと体を揺らす
「無理よ2人相手なんて」
「おやおやぁ?
今日の貴女はよく嘘つきますねぇ」
ケラケラと笑いながらから離れると
旧多は冷蔵庫を開けワインを2本取り出した
「ま、取り敢えず飲みません?」
わぁいと喜ぶノーフェイスつまりはウタだが
は知っている
この「飲もう」と言うのがそもそもの合図だ
片手にワイン瓶を2つ、もう片手にはワイングラスを3つ
器用に勿論旧多は現れた
勿論1つはが飲むワイン
もう1つは旧多とウタが飲む血酒である
「ワイングラス冷やしててよかったですよ〜」
「宗太君こまめだもんね」
「嫌ですねぇおだてても何も出ませんよ?」
和気あいあいと話してる空気に割ってはいる
「本当に無理だからね、2人は無理
凄く軽率な事を言うならどっちかにして」
「出た、ちゃんの無理無理が」
「毎度の事ながらもう喋らない方が
いいんじゃないです?」
「はぁ?!私は本気でッ」
思わずソファから勢いよく立ち反論するが
ウタが宥めるように「まぁ座ろ?」と言い座らせる