第3章 第二章
「…なんだったっけ」
「えぇ!?」
真逆の回答に思わず声を上げてしまう
これには構えられなかった
「……」
から見た有馬はあまり表情筋を
動かさないせいか、考えてるのか最早考える事を
放置しているのか分からず沈黙が流れる
「な、何かちょっとした単語でも
よろしいですよ?」
「それで分かるの?」
「もちろん!私記憶力だけはいいんで!」
えっへんと威張るように
自身の長所を自慢する
「…郡は確かル島の」
「ああ!過去のル島偵察時の記録ですね!
今取ってきます」
これには有馬も驚きの顔を見せる
まさか本当にこのワードだけで分かるとは、
本人も予想をしていなかった
「この記録見た時は驚きましたよ
何せアオギリが作っている巣だって書いてありましたし
よく捜査員全員無傷で帰ってこれたなぁって、」
流石ですね!と言いながら迷うことも無くファイルを取り出し
有馬の前に差し出す
受け取ると有馬は
「凄いね、」とただ純粋にへ向けて
褒めの言葉を伝えた
「え?凄い?…私がですか?」
「だって、本当にちょっとの単語で分かるから
記憶力もいいだろうけどその分
しっかり頑張ってるのが分かる」
そう言うと有馬の大きな手はの頭を
優しく撫でた
「だから凄い」
そして微笑をに向ける
「っ…あ、ありがとう、ございます」
突然の展開には心が追いつかず
熱くなる顔を見せたくなく下を向く
「また来るよ、じゃあね」
そうゆうと有馬は去っていった
撫でられた頭にまだ感覚が残っているせいか
その部分に手を置く
(こうして誰かに褒められたの、いつぶりだろう)
はたださっきまで有馬が立っていた頃を
ぼーっとした顔で見ているだけだった