第4章 当日 駒場編
時間を少し戻して。
「お疲れ駒場」
「さすが早ぇーなー」
クラスのテントに戻ると褒められつつも男子に囲まれる駒場。
「何だよテメェら」
「さっきのお題、何だったんだよ。わざわざ選んで連れてって」
「うるせーな、別にいいだろ。おい、勝手に漁るな!」
四方から手が延ばされて駒場のポケットを探る。抵抗するものの、駒場を止める大田西や登和里、ポケットを探る常盤と八軒など数でこられるといくら体力自慢でも勝てない。
「あ、これじゃね」
八軒がクシャクシャにされた紙を取り上げた。
「返せ!」
「よくやった八軒、読め!」
とっさに手を伸ばすがギリギリで交わされ、大田西にガッチリと羽交い絞めされそれ以上動けない。
「え~っと……うぇ!?」
丁寧に紙を開いた八軒だが、見た瞬間顔から血の気が引き、そして次にボンッと真っ赤になった。
「駒場、おま、お前を……」
「何書いてあったんだ?」
ギギギと音がしそうなほど不自然に駒場を見る八軒の手から常盤が紙を取りあげ読み上げる。
『クラスで一番嫁にしたい女子』