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【銀の匙】嬉し恥ずかし体育祭【逆ハー】

第4章 当日 駒場編


「駒場、それ持ってどこ行くんだ?」
 八軒が騒いでる隙にそっと自分との分の弁当を持ちその場を離れようとしたが、再び山田が背後から腕を回して捕まえた。
「保健委員のテントだよ。あいつ午後担当だからそのまま飯食うって言ってたし」
「ふ~ん」
「何だよ、言いたいことがあれば言えよ。それとも、お前もに気があるのか?」
 ニヤリと笑う山田に苛つきを隠せない。
「お前『も』ねぇ」
「っ!?」
 言葉尻を取られて赤くなるが、普段では見ることのない表情が見れたので満足できたのか山田はあっさりと腕を外す。
「ま、俺は違うけどな。他の奴らが気付く前に行けよ」
「だったら引き留めてんじゃねぇよ」
 誤魔化すようにチッと舌打ちをして駒場はその場から早足で離れて行った。

~続く~
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