第3章 当日 常盤編
「やっぱりみんな早いね~」
学科お呼び学年ごとにテントがあり、私達は女子で固まりながら応援してる。
最初は徒競走からだけど、みんな土煙が上がるほど全力で走ってる姿は壮観。
「それにしても、あの応援団はどうなのよ」
三年酪農科の勇志による女装チア。サイズの合ってないユニフォームから出た手足、あえて毛を剃らない芸風。
思ってたよりもすごいけど、笑いは他の学科よりもとれてる。
「女装チアもだけど男装援団もいいよね」
「末広とか背高いし学ラン似合いそう~」
男ばっかりだから順当に女子のチアの方が人気でそうだけど、男装の援団とか私も見てみたい。
「え~、みんなでやるならいいけどさ~」
末広は背も高いしカッコいいだろうな。
「障害物競走に出る人は準備してください~」
「、呼ばれてるよ」
「あ、行かなきゃ」
わいわい話してると体育委員から収集がかかる。
「、一緒に行こうぜ」
「常盤くんも障害物なんだ。うん、行こう」
「行ってらっしゃい」
「頑張ってくる~」
立ち上がるとちょうど常盤くんが手招きしてて、みんなに手を振って私は常盤くんと一緒に出走ゲートに向かう。