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【鬼灯の冷徹】あの世の行い気をつけて【トリップ長編】

第4章 ももきんトリオと私


「…で、遅刻の後は迷子ですか・・・どこまでテンプレなんだよ私。」
で、鬼灯様に言い渡された初仕事、「不喜処の健康福祉対策(ほね○こ)を配布する事。ついでにドーベル部長に挨拶してくる様に」と言われ大量のほね○こを風呂敷に包み唐瓜くんの案内の元、不喜処に向かっていたのですが…茄子くんがとてもきれいな蝶(オオルリアゲハっぽく見えた)を追いかけて道を外れてしまい、それに気付いた唐瓜くんが「ちょっと此処にいて下さい、アイツ捕まえてきますから!」と言って何処かに消えてしまってからはや数十分。。。
「どーこーだーよーぉー、こーこーはーぁー!!」
待ちきれなくて少し場所を移動しちゃったらこのザマだよ。辺りをうろうろしてたら見つけたグロテスクな虫とか頭蓋骨とかに若干引きながら二人の名前を呼び彷徨いましたが…姿の欠片もありません。
飲み物も用意していなかったのに声を張り上げて、もう喉がカラカラです。適当にあたりを見渡して大きめの岩を見つけては軽く表面を払って上に腰かけ風呂敷をおいて一息。
「もう私は疲れたよ、パトラッシュ…」
お行儀悪いですが草履を鼻緒だけ突っかけてぶらぶらと足を揺らしリラックスしていれば、つい思い余って缶ケリの様に強く足を振った瞬間すっぽ抜け岩陰に草履が消えていったと思った途端に
「キャイン!なに、この草履どこから飛んできたの?!」
「おい、どうしたシロ。」
「なになに、草履?どこから飛んできたのさ。」
癒し爆発トリオの声が聞こえてきました。うへへへへ、もふっちゃる←

多分耳と鼻と耳が良いシロ君が見つけてくれる事を祈りつつ右手を上げ左右に振りながら
「すみません!それ私の草履なんです!」
と声をあげて(姿は見えないけど)三匹の声がした方に向かって声を出した。
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