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【鬼灯の冷徹】あの世の行い気をつけて【トリップ長編】

第4章 ももきんトリオと私


「すみません、一人で着物もきれなくて…」
「いいのよ、鬼灯様から話は聞いてるから。これから暫くは朝私が迎えに来るから、その時に着方も教えるわね。」
ただいまお香さんに着付けをしていただいています。背中心をピンと引っ張られて前を合わせて…流石実際に着てる人は着せるのも早いなぁ。とか感心しているうちに着付け終わってしまいました。(ちなみにチィップとデールは「あー、昨日のお姉さん!葎華って名前d」「良いから部屋を出るぞ!お香さん、すみません。後は頼みます!」って慌ただしく出ていっちゃいました。肌色多かったかな?不肖)
「今日は迎えに行かせた唐瓜ちゃんと茄子ちゃんと一緒に地獄の中を見て回る予定だったみたいでけど…」
「あ、鬼灯様に会われてきたんですか?」
「ええ、唐瓜ちゃんが何時まで経っても来ないって事で『何かあった時に異性が部屋に入るのは困る事があるかもしれませんし』って事で私に声をかけて下さったの。」
「…ホント、初日からすみません。」
穴があるなら掘りたい!そして埋まりたい…赤面して俯いていればお香さんは「大丈夫」と言ってから私の髪を軽くながして上手にカチューシャを隠してから、優しい顔でこう言ってくれた
「ああ見えて本当は優しい人なのよ?ちゃんと話せば分かってくれるから、ね。」
…もう、天使にしか見えないお香さんに対して私は
「お香姐さんと呼ばせて下さい!」
と最大礼をして頭を下げたのであった。

その後お香姐さんには「葎華ちゃん」と呼んでもらえる事になり、やっとのことで正式に挨拶をした地獄のチィップとデールには「葎華さん(唐瓜)」「葎華(茄子)」と呼んで貰えるようになり、私も「唐瓜くん」「茄子(くん)」と呼べる仲になりました。(ちなみにずっと唐瓜くんに顔が赤かったので謝りだしたら謝り合戦になったので止めました。茄子くんとはビっときてパッとなる感じで通じ合えました)
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