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【鬼灯の冷徹】あの世の行い気をつけて【トリップ長編】

第4章 ももきんトリオと私


「ん~・・・今何時だぁ・・・」
ドーモ、シチョウシャサン。葎華デス。
あの後(前話、おまけ参照)カチューシャ~ふふふふーんふふーんとか口ずさみながら上手に角をつけようと四苦八苦しましたが、結果「適当に髪の毛もしゃ」っとするとそれっぽく見える事が判明した所から記憶がないのです…そう言えばこの部屋時計が見つからないので気にしていなかったけど結局鬼灯様は「朝になったら迎えの者を寄こします」的な事を言ったっきりで詳しい事は何もしらないのですが・・・
「「オハヨー、唐瓜・・・こんな所で何してるの。ここは来客用の宿泊室だよね?」
「大声出すなよ茄子。俺は昨日鬼灯様にここに泊られた方を起こすように頼まれたんだよ!…もうかれこれ30分は呼んでるのに音沙汰なくて。」
え”
「そうかー、じゃあオレ大声出すからその人の名前教え」
「そうはいかないだろ!大事なお客様だったらどうする!!大問題になるだろ!!!」
マジ?!
「葎華様、いらっしゃったらお答えください!」
「葎華おーきーろー!」
軽く戸を叩きながら声を上げる唐瓜さんに、大声で私の名を呼ぶ茄子くん。(そして続けて聞こえる茄子くんが怒られる声)ヤバイ、ヤバイヨ!初日から人を待たせた挙句確実に遅刻、アレです、鬼灯様に殺される!!
マッハで部屋にあった着物を着る(ちなみに寝巻に使った浴衣と今日着るためのだろう着物は部屋の布団の上にあった)が、うまく着れない。そりゃそうだ。私は浴衣くらいしか自力じゃ着れないし文庫モドキのリボン結びしかできない。貝の口?ああ、そうwレベルなのだ
半幅じゃない帯と格闘しつつワチャワチャしてれば何やら外が騒がしくなってきた。寝坊の上にギャラリーまで発生ですか、コノヤロー!!せめて長襦袢だけでもきっちり着ないと…!
そう思って前合わせを整えた途端
「じゃあ私が行くわね。…あら、起きてたの葎華ちゃん、おはよう。」
優しい微笑みを携えたお香さんと、地獄のチィップとデールが戸の隙間から見えました。

やだ、唐瓜さん真っ赤になっちゃった(
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