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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第4章 終わりのないメランコリー《宮治》





本人から連絡が来るならわかるけど、なんで角名から…?



画面を見ながら、眉を顰める。
内容は理解できたが、どうにも引っかかる。



そういえばさっき、マネージャーと角名が話しているところを見たな。

少し前の光景を回顧する。



けど穂花は帰る準備を終えて制服着とったし、連絡するためのスマホなら持っとるはず。

わざわざ角名に頼む必要もない。




そんなことを考えていると胸のざわめきが大きくなっていく。

言葉にできる類のものではない。
けれど、ざらざらとした感触の違和感が心を覆う。

いやな胸騒ぎがした。






そのあとあの二人はどうしたんやっけ。



騒めく鼓動を落ち着けて、もう一度記憶を遡る。



たしか……体育館の方へ歩いてったような気ぃするな。



考えてもしゃーないし、とりあえず行ってみるか。

備品の整理なら人数多い方が早よ終わるしな。







そうして、再び体育館の方へ歩き出した。







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