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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第4章 終わりのないメランコリー《宮治》






あの日は、確かツムの様子がおかしかった日から3日後ぐらいやった。



毎週一緒に帰っている水曜日。それまで特に変わったことが起きたわけでもない、何の変哲もない1日だった。


一緒に帰りながら、ツムの帰りが遅かったとき何があったか聞くかな

そんなことを考えながら、いつもと同じ校門のところでマネージャーの帰りを待っていた。








けれど、どれだけ待ってもマネージャーが現れることはなくて。




何かあって一緒に帰れないときは大体事前に直接言われる。

でも今日は特になにも言われなかった。



そうでない時も普段なら連絡くれるのにな。



どうしたんやろうか。





しばらく経ってもマネージャーが来る様子はない。


何気なくスマホの画面を見ると、思いがけない人物からのメッセージが。










……角名、?











そこに表示されていたのはさっきまで一緒に練習しとったチームメイトからのメッセージで。


" マネージャー、備品のチェックがあるから先帰っててって言ってたよ"







心がザワザワと乱れはじめた。

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