• テキストサイズ

〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第3章 HBD 愛すべきツインズ《番外編》






もう殆ど諦めかけたまま、放課後の練習に参加した。



「侑ーー!やる気あんのかコラーー!」



だけど落ち込みからプレーでは精彩を欠き、監督から何度もどやされた。




「遂に人格だけやなくて、バレーもポンコツになったか。」



「サム喧しいわッ!」




クッソ、こいつは祝ってもろうたからって余裕の表情しよって…




苛立ちが止まらなかった。






なんやねん、みんな………

俺らってそんな薄っぺらい関係やったんか、、



いやでもサムだけ祝われるちゅうことは、俺が何かしたんか…?


………心当たりしかないわ。





くっ……すんません、これからはええ子でいますから!


神様仏様北さん様…!誰でもええから思い出してください!






ちょっぴり涙目になりながら、空に懇願した。










そういや、さっきから穂花居らへんな。



ふとあたりを見まわすと、いつもテキパキと働くマネージャーの姿が見当たらない。





あいつ………まさか帰りよったんか…?

俺、誕生日って言うてんのに……!







いよいよ抑えきれなくなった悲しみを、誰にも見られないように練習着で拭った。








/ 91ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp