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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第3章 HBD 愛すべきツインズ《番外編》




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HRが終わると同時に、教室を飛び出して部室へ向かう。



扉を開けるとまだ誰も来ていなかった。



「はあ……何してんのやろ、俺。」



治にいわれた言葉を思い出す。



ほんま、ダサいなぁ…

でもしゃーないやん。

こうなったら何がなんでも思い出さしたる…!




そんな事を考えているうちに、北さんとアラン君が入ってきた。




「なんや侑。今日は早いな」


「き、北さん!アラン君!今日は何の日か知ってはります?」



我慢できなくなってそう問いかける。



「はて。何やったやろか。」



「俺は知ってんで。」



「さすがアラン君や!」



「今日はある凄い選手の生まれた日や!」



「おおお!それ誰なん?!」




やっと求めていた答えが聞ける、!

興奮で自然とニヤけてしまう。




「今日は……………霊長類最強!吉田◯保里選手の誕生日や!」




「なんっ、でやねん……ッ!!」



予想もしていなかった方向に話が飛び、床にへたり込む。

最後の頼みの綱はもう北さんしか居らん…!

縋るように主将の方を見つめた。



「あ、思い出したわ」



「なんです…?!」



「今日はあの国民的アニメ、サザ◯さんが放送開始した日やな。」





「「………………………。」」




きっと今、俺とアラン君おんなし顔してんな…






もうこれは本格的に無理や。



すっかり心は折れかけていた。








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