第2章 次なるミゼラブル《角名倫太郎》
腕に阻止されないのをいいことに、宇佐美の制服に手を掛けた。
何やら異議を唱える声が聞こえたが、無視して一つひとつ釦を外す。
「水色、かあ。結構かわいい趣味してんね。」
釦を外しきると、リボンやレースなどの装飾がついた布地に包まれた柔らかそうな双丘が姿を見せた。
羞恥で目を背けている宇佐美。
更なる反応を求めて、シャツの間から手を滑り込ませ、優しく胸を弄る。
『んぅ、ッ…』
「へえ、着痩せする方なんだ。案外あるじゃん。」
もともとスタイルが良い方だとは思っていたが、制服やジャージ姿からは想像がつかないほどたわわに稔る果実がそこにはあった。
正直期待以上だった。
両手は拘束しているため、何の抵抗を受けることもないのに乗じて、下着を捲くしあげる。
何にも包まれていないありのままの乳房が露わになった。
現れた綺麗な桜色の先端を、きゅっと摘んだ。
『んんぁ、っ!』
宇佐美の体が跳ねたと同時に、ぷるんと揺れる胸。
なんとも官能的な姿に危うく理性が崩壊するところだったが、何とか耐えた。
敢えてがっつくようなことはせず、乳輪を指の腹で優しく擦ったり、舌先で突ついてみたりと、じわじわと刺激を与える。
執拗な責めに、宇佐美の口から漏れる吐息が熱を帯び始めた。
『やぁ、っ………すなぁ……』
「なに?どうしたの?」
強請るような視線を向けてくるが、気付かないふりをする。
「口で言ってくれないとわかんないけど」
冷たく言い放つと、困惑の色を浮かべた宇佐美。
しばらく躊躇っていたようだが、耐え切れなくなったのか恐るおそる口を開いた。
『………もっと、……』
「え?」
『……………も、もっと……さわって…く、ださい、……』
羞恥で赤く染まり、涙を滲ませて懇願する宇佐美に自然と口角が上がった。
「よく出来ました。」