第2章 次なるミゼラブル《角名倫太郎》
ふと目にとまった、赤く染まった耳介。
吐息を吹きかけると、びっくりしたのか甘い声が漏れた。
『ひゃ、ん…っ!』
ああ、可愛いな。
もっと啼かせたい。
その欲望に突き動かされ、熱をもつ耳に舌を差し込んだ。
『ひ、ぅッ…!』
唾液を絡ませ、わざと大きな音がする様に嬲ると、宇佐美の身体は刺激から逃れるように縮こまった。
その反応が愉しくて、小ぶりな耳朶を喰んだり、耳殻を擦ったり、好き放題責め立てた。
空いているもう片方の耳は指で優しく弄る。
相当感じているのか、カラダはびくびくと震えている。
「耳、弱いんだ。にしても感じすぎじゃない?」
そう言われて、恥ずかしくなったのか手で口を押さえた宇佐美。
どうやら漏れ出てしまう嬌声を抑えようとしているらしい。
もっとイイ声が聞きたくて、責めてんのになあ。
声が聞けないと面白くない。
そう思った俺は、口を押さえている宇佐美の両手を頭上で纏める。
そして自身のネクタイを解き、宇佐美の手首を縛りあげた。
『や、、やだ、っ…!はずして…!』
「拘束プレイ、ってのも悪くないね。」
両手の自由を奪われた宇佐美を、これから俺がたくさん虐めるなんて。
視覚的にも、犯している感じがあって最高だ。
まだまだ、これからだよ。