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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第2章 次なるミゼラブル《角名倫太郎》






部活終了後、マネージャーの仕事も片付き、制服に着替えて帰路につこうとしている宇佐美に声をかける。




「マネージャー、備品について聞きたいことがあるんだけど」




帰ろうとしていたところに声をかけられても、嫌な顔ひとつせず笑顔で対応してくれる宇佐美。


もちろん備品の場所は把握しているし、こんな事ただの口実に過ぎない。
 



『あ、それだったら体育館倉庫にあるよ!
 わたしも一緒に行くね』




そういって体育館倉庫へ向かう宇佐美の後ろをついていく。



スカートから見える綺麗な太ももに視線を集中させていたが、全く気付く様子はなかった。




何の疑いも持たずに倉庫の奥に進んでいくマネージャーを眺めながら、後ろ手で静かに倉庫の扉を閉める。


想像以上に事がうまく運んで、内心にやけが止まらない。








「そういえば、あの稲荷崎カラーのヘアゴム。最近してないね。」








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