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〈HQ〉いいなりマネージャー【稲荷崎/R18】

第1章 始まりのナイトメア《宮侑》



誰かの話し声が聞こえた。

部室に近づいてきている。




「あかん、角名と治や!」




アイツらも一緒に練習しとったの忘れてたわ。


さすがにこの状況を見られるのはあかん。

そう判断し、マネージャーの腕を掴んで咄嗟に1番大きいロッカーの中へ隠れた。




「あれ、何で電気がついたまま?」




そう言って訝しげに部室に入ってきた声の主は角名。




「ただの消し忘れちゃう?

 ツム、あほやし。」




角名に続いて入ってきたのはサム。

アイツ、覚えとれよ。



2人はそう言って、帰宅の準備を進めているみたいや。




『侑は入る必要なんてなかったんじゃ、、』




息を潜めていると、俺の腕の中の穂花が小声で呟いた。




1番大きいと言っても所詮はロッカー。

お互いの体温がはっきりわかるぐらいには、肌と肌がくっついとる。





にしても、これは狭すぎやろ。そう思って少し身を捩ると、





『…ひゃ、ぁんッ!』



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