第1章 始まりのナイトメア《宮侑》
下から小さい嬌声が聞こえた。
どうやらイイところに触れてしまったらしい。
慌てて穂花が両手で自分の口を押さえた。
さっきまで散々俺に溶かされて、カラダはもうすっかりぐずぐずに蕩けているみたいやな。
角名にはいまの声が聞こえたみたいやけど、もうそんなのどうでもええ。
密閉された空間に、可愛ええマネージャーと2人きり。
しかも、身動きが取れないほど密着しとる。
もうこんな素敵な状況、とことん楽しむしかないやろ。
「どうせならこの狭い空間、俺ら2人で楽しもうや。」
『な、何言って、、んぐっ、』
抗議の声を阻止するために、そしてこれからあがるであろう嬌声でバレてしまわないためにも俺は穂花の口を掌で塞いだ。
そして穂花の脚の間に差し込んである膝をゆっくり上昇させる。
『ん、、むぐぅ?、!』
所謂股ドンってやつで。
膝でグリグリと刺激してやると、掌の下で啼き声を上げているのがわかる。
つま先立ちで必死に刺激から逃れようと、無駄な足掻きをしている穂花の姿が堪らなくかわええ。
反応をひと通り楽しんだところで、手で押さえつけているのも可哀想やな、なんて思って解放してやる。
やっと自由になったと文句を言うために開いた口を、すかさず唇を重ねて塞いでやった。
俺の手の中で弄ばれる穂花を見るの、最高に気持ちええわ。