第1章 始まりのナイトメア《宮侑》
『あっ、、あつむ、汗くさいからぁっ、』
「何言うてんねん。ええ匂いやで。」
部活後にも関わらず、汗の匂いなど一切せず
甘くて惹きつけられる匂いがするのは本当や。
羞恥で顔を紅く染める穂花の首筋を舌で、耳を指で同時に攻める。
耳介をなぞりながら、首筋につつーっと舌を這わせると『ひゃぁ、っ!』とかわええ声で鳴く。
「なんか甘いな自分。砂糖かなんかで出来とんのか?」
『そ、そんなわけ、、、ひっ、?!』
耳を弄っていた手をジャージにかけ、腹部へ侵入させる。
柔肌を直接触れようと腹から上へのぼる手に対し、
危険を察知したんか俺の腕を掴み抵抗する様子を見せる。
『だめ、、もう、これ以上は、、ゆるして……』
林檎みたいに真っ赤な顔で目に涙を溢れさせて懇願する穂花に、悪い気はせんかった。
「まあ、そこまで言うんならはじめてやし、今日はここまでにしたるわ。」
そう言い侵入させた手を抜くと、穂花の顔には安堵の色が浮かぶ。
「そのかわり、
クチでしてや。」