第5章 いらっしゃいませ、御主人様
そして文化祭当日、メイド喫茶は大反響で行列が出来るほどの人気ぶりとなった。
「おかえりなさいませ、ご主人様っ」
入口に立つ客に満面の笑みとポヨンと揺れる谷間に、
訪れる客は皆、胸へ視線を注ぐ。
私も卒なく動きある人物の到着を時折教室の時計を眺めながらひたすら待つ…。
ーーお兄ちゃん、本当に来てくれるのかな…。
急遽予定が空いたと前日に言われ、文化祭に行くからと兄が言ってくれた。
だが兄は一つ条件を提示してきた。
それは…。
「っ、ん!」
下腹部に感じる振動に堪らず壁に手をつく私。
ーーそう、小型のバイブを仕込んでいるのだ。
朝一のsexで出された大量の精子がまだ膣内の中に入ったままで、
気を緩めればポロッとバイブと共に滴り落ちてしまいそう。
「大丈夫柚?」
「うん、大丈夫…」
少し息を荒げる私を心配する友達に、
私は笑いながら返した。
ーー早く抜きたい…、早くトロトロおまんこ舐めて欲しい…。
お兄ちゃんのちんぽで犯されたい…。
頭の中は既にsexの事しか考えられなかった。
その時教室の入口から聞き覚えのある声が聞こえてきてハッとする私。
入口にやれば他の友達が目の色を変えて一人の男性に群がる。
そこに立っていたのは紛れもなく兄だった。