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戦国怪奇譚

第7章 城下町


「…なんだ別にいいよ
 多分そのうちバレるだろうから」
「…よかった
 その事がずっと言いたくて」
(そういえば信玄様の名前も
 出さないようにしてたな
 矢っ張り優しい子だな)
「でも流石織田信長だな
 信じてくれるなんて…」
「うん!凄く真剣に聞いてくれたの
 びっくりしちゃった」
「…君だったから…かもしれないね」
「…え?ごめんなんて?」
「いや何でもない気にしないで
 でも羨ましいな」
「羨ましい?」
「うん織田軍には徳川家康も
 いるだろう?
 俺は武将マニアで
 中でも徳川家康が推しなんだ」
「へぇ〜そうなんだ!
 あ!私も歴史好きなの!
 日本史も世界史も好き
 まぁ暗記が得意なだけかもだけど…」
「…てことは文系か
 もしや数学苦手…?」
「数学どころか物理も化学も
 私とは仲良くなれないの」
「そんな球技苦手な人が
 ボールと仲良くなれない
 みたいに言わなくても…」
ぷっと二人で吹き出した
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