第7章 城下町
「織田家に伝わる宝刀とも言ってもいい
名前は無かったんだけど…
間違いない
資料に載ってたのを見たことがある」
(…記述には織田信長が唯一
愛した女性に渡されたらしいって
書いてたけど…来実さんのことなのか?)
「そっかぁならもっと大事にしなきゃ…!
名前付けてあげたほうが良いかな?」
「くすっ良いんじゃない?」
名前を考えている来実に尋ねた
「…世話役って具体的に何するの?」
「さあ…取り敢えず今日は
城下町を見て安土を知ることが
仕事だって言われて秀吉さんと
一緒にいたんだけど…」
来実は信玄に絡まれたところまで話した
「成程ね…信玄様には上手く言っておくよ」
(もうほとんどバレてそうだけど…)
「本当?ありがとう佐助君!
…あ!そうだ佐助君ごめんなさい!!」
「?どうしたの?」
「信長様たちに信玄様と
謙信様に会ったこと
話しちゃったの…
佐助君の事は抜きで500年後から
来たことも全部」