第6章 初めてのお手伝い
「くすっ来実様はなんというか…」
可愛らしい方ですね
ーと言おうとしたが声にならなかった
「え?何ですか?」
「っ…いえ行きましょうか」
(何で三成さんも顔赤いんだろう…?)
少し歩くと綺麗な花が咲き誇った
花壇があった
「わぁ!綺麗!!」
てててーと走っていく姿を見て
三成はまたクスクスと笑う
「三成さん連れて来てくださって
ありがとうございます!」
花壇の花に負けないくらいの
笑顔で言われまた顔が赤くなった
(今日は調子が変ですね…
後で家康様に薬をもらいましょう)
「いえ喜んで貰えたようで良かった
ところで来実様…」