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戦国怪奇譚

第5章 天守閣


「何でもいい来実
 こっちの時代に来たとき
 どのような状況だった
 貴様は何をしていた?」
「私は修学旅行で京都に来てました
 道に迷って本能寺跡地に
 たどり着きました」
「しゅーがく旅行?」
「学校…えーと寺子屋の皆で
 思い出を作るために行く旅行の事です」
「また迷ってたのか…」
「秀吉さん黙っててください」
「秀吉口を挟むな」
(二人とも何か冷たくないか?
 来実は兎も角何故信長様も…)
秀吉が悶々と考えながらも
来実の話を聞く
「それで秋なのに桜がぶわーって
 なって急に大雨に見舞われて
 雷に直撃しました」
「…そして焼ける本能寺に
 気づいたらいて俺を助けたのか」
「そうです」
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