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戦国怪奇譚

第4章 軍議


「こっ此処じゃ聞きにくいです!」
「我慢しろ」
「ゔっっ」
これ以上言っても離してもらえないと
悟った来実はできるだけ自分の膝に
添えた手を見つめた
(どうか心臓と意識がもちますように)
「皆揃ったな
 これより軍議を始める」
「まず秀吉本能寺の調査について
 話せ」
「はっ
 首謀者はまだ見つかっておりません
 証拠も見つかりませんでした」
(そっか…本能寺の件は
 私にも関係あるもんね)
来実は軍議に参加している意味を
理解すると
「そういえば来実…
 お前は見たのか?
 首謀者の顔を」
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