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戦国怪奇譚

第26章 誘拐



「賭け…終わっちゃったな」

布団に潜りながら
天井に手をかざす
来実は信長との賭けを
思い出す

(謙信様を好きになる自信はない)
「でも…」

(好きになってみたいと思ってしまった)

あんなにも自分を求めてくれていた人は
初めてだったからだ


(家族にもいなかったから…)

不安はあっても嬉しかった


(いつか好きになれたらいいな)


来実はいつの間にか寝息を立てていた
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