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戦国怪奇譚
第20章 襲撃
「幸!?」
幸は来実を横抱きにして
歩き出した
「立てないなら
こうするしかねぇだろ
あんま動くな」
「ありがと…」
(お姫様抱っこなんて
初めてされた)
ふと幸の顔を見上げると
「幸…顔赤い」
「お前もな」
部屋につくと
幸は丁寧に手当てをした
「他に痛むところは?」
「ないよ
ありがとう幸」
「今日はもう寝ろ」
「…眠くない」
(眠れない)
(…まぁそうだよな)
幸はこういう時信玄なら…と
想像して見るが
(ぜってー無理)
と顔を真っ赤にさせた
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