第20章 襲撃
2日後
「あ!小太郎さん
おかえりなさい!!」
小太郎が帰ってくるのを
来実はそわそわしながら
部屋の前で待っていたのだ
「ただいま帰りました」
「…早雲様には会いましたか?」
「ええ、今日から貴方の護衛に
戻ります」
「幸は?」
「…あの男が気に入りましたか?」
「へ?あ、いやそうではなくて」
(なんだろう小太郎さんまた怒ってる?)
「…幸さんには警備に
あたってもらいました」
「そうですか
あ、お茶入れるので
座って下さい」
「いえ私が…」
「駄目です」
むっとした顔で見ると
小太郎はくすっと笑った