第8章 菊の花
「分かったすぐに行く
来実荷物は後で
届けさせる」
「ありがとうございます
あ!そうだこれ差し上げます!!」
と言って金平糖の包を渡す
(茶屋で佐助君に頼まれたんだよね
織田信長が金平糖好きか
確かめてほしいって)
来実も気になって
秀吉に買ってもらったのだ
「…信長様?」
「これも未来…か?」
「…そうです信長様は
金平糖好きで有名ですよ
未来の京都の殆どの店に
金平糖が売ってるくらい!」
「検証するか俺で」
くくっと可笑しそうに笑う
「…貰っておく来実」
「はい」
(貴様からは貰ってばかりだな)
3人で広間に向かい
朝餉のような騒がしい食事となった