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戦国怪奇譚

第7章 城下町


「あ…!そうだ
 来実さんこれあげる」
「何これ…忍者道具?」
渡された袋の中には
薪菱、煙玉、手裏剣等が
入っていた
「手裏剣の使い方はまた今度
 教えるね
 煙玉は投げるだけでいいし
 薪菱は足元に転がすだけで
 足止めになるから」
「ありがとう佐助君
 懐刀より実用的で嬉しい
 本物の手裏剣だ!」
手にとって興味深そうに見る来実
「クナイはないの?」
「それは流石に危ないし
 袋に入らないから…」
「そっかぁ」
残念と言いたそうな顔をする
「…もしかして来実さん
 忍者好き?」
「うん!昔忍者のアニメを見て以来
 憧れて昔屋根の上歩いたことある…」
「君は小さいときから
 デンジャラスな性格だったのか…
 見た目はすごく大人しそうに
 見えるのに」
「そう言ってくれたの佐助君が
 初めてだよ
 何時も男の人は外見だけ見て
 人の性格を決めつけてるだけかと
 思ってた…ごめんね」
「…いやいいよ俺も女性に関しては
 よくわからないことも多々あるから
 男の人免疫訓練ってそれのこと?」 
「うん…」
(あ…まだ聞いちゃいけない気がする)
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