第7章 城下町
「さっき私を未来に返すって
言ってたけど…帰れるの?」
「うん…確信じゃないけど
今はまだ研究中
君と俺が巻き込まれたのは
ワームホールというもので
それが多分3ヶ月後にもう一度
現れる」
「3ヶ月後…」
「辛いかもしれないけど
何とか安土城で
強い武将に守ってもらって
必ずしも城が安全とは
限らないからね」
「分かった…
でも戻った時授業ついていけるかな?」
「そっち!?」
(とことん天然だな)
「だって来年は受験生なんだよ?
2年生から勉強始めないと
間に合わないって先生言ってた」
(真面目な所もあるのか
何時も驚かされるな君には)
「その時は俺が教えてあげる」
「本当?ありがとう佐助君!!」