第22章 はじまりの3人
驚いて見上げると、リザードンがこちらに向かい飛んでくるのが見えた。背にはレッドとリーフちゃん。
リザードンはふわりと私の前に舞い降りて、ふたりをすぐそばまで連れてきてくれた。
「おせえよ!ったくお前らは」
グリーンは腕を組んでふたりを睨みつける。
「ごめんってば。レッドの居場所がわからなくて探し回ってたの」
「レッド、リーフちゃん、来てくれたんだ!」
「もっちろん!ナナちゃんの門出をお祝いしなきゃね!」
「……!」
「レッドもがんばれだって!それでね、これわたしたちからのプレゼント!」
プレゼントは、袋いっぱいに詰まった大量のきのみだった。さっそくモモンのみをイーブイにあげると、大喜びでペロリと平らげた。
「グリーンはプレゼントあげたの?昨日はりきって連絡してきたけど」
「はりきってねえよ、べつに」
グリーンもたくさんくれたのに、なんでツンとしてるんだろう。
「きずぐすりとかモンスターボールくれたよ。あと、いくつかわざマシンも」
リーフちゃんに見えるように、リュックのポケットをぽんぽんした。
「へ〜、ナナちゃんにはサービス満点だね♡」
「うるせえな」
「…!!」
指を組んでうふふと笑うリーフちゃんと、ニコニコするレッドに対し、グリーンだけしかめっ面だ。
そんな相変わらずなみんなを見ていたら、懐かしくて嬉しい気持ちがいっぱいになった。