第22章 はじまりの3人
冒険に必要なものがついに揃い、旅立ちの時がきた。
マサラタウンの北にある1番道路の入り口まで、おかあさん、オーキド博士、ナナミおねえちゃん、それにグリーンが見送りに来てくれた。
今までは、この先の草むらは、野生のポケモンが出るからひとりで入るのは禁止されていた。
でも、この子がいるからもう大丈夫。
「行こうか。イーブイ」
「ブイッ」
いつも見慣れた景色のはずなのに、なぜか初めて来たみたい。
小さな世界のはじっこが、今、ひろい世界へのスタートラインになる。
「いってきます」
寂しさを押し込めて、進もうとしたその時だった。
「ナナちゃーん!」
空から突然声が降ってきた。