第1章 はじまりの感動 ⚠Re:vale過去のネタバレ含み
俺は二年間彼らのライブの手伝いに足を踏み入れた
ただ俺は二人の役に立ちたかった
あのクリスマスライブのめちゃくちゃにした償いでもしたかった
これで許してもらおうなんて思ってないけど
そうしないと俺の気が済まない
ある日いつものように手伝いをしていた
百「バンさん、この機材ここでいいですか?」
万「うん、いいよ。ありがとう。」
百「お話中でしたか!?すみません!!」
万「いいんだよ。事務所が決まりそうだよモモくん」
百「絶対有名になっても来ますね!!」
万「ありがとう。」
後ほど知った話だと小さい会社らしくて
タレントがまだいないらしい
岡崎事務所というところらしいけど
今までスカウトしに来た人達よりもいい気がする
ユキさんも気に入ってるようだし←
万「この後の打ち上げ、モモくんもおいで。」
百「え!?そんないいです!俺はこれぐらいでいいです!!」
千「新曲聴かせてあげるよ。打ち上げに来れば。」
百「うーん!……やっぱいいです!ライブで発表する日を楽しみにしてます!!」
手伝いに来てるだけなんだ。
それなのに二人に囲まれて食事なんてできない
俺は特別じゃないんだよ!
そう思うと胸が痛かった
だけど特別視をされてる気がして舞い上がっている俺がいた
気持ち悪い…
そう思ってしまった
なんで20歳の男がこんなことで舞い上がってるんだろう
同性の推し二人に特別視されるだけで。
百「あ〜!!なんか複雑…」
瑠璃「なに?また悩んでんの?」
百「俺が悩みやすいって知ってるでしょー?」
瑠璃「そうだけどさ。何に悩んでんのよ。」
姉ちゃんなら分かってくれるだろう
俺があのRe:vale二人に特別視されてるかもしれない
打ち上げに呼ばれたのだからそうかもしれない
舞い上がっている自分がいるけど
他のファンの子に申し訳ないということを
俺は姉ちゃんに伝えた
瑠璃「複雑だね〜。だけどファンの子にバレたら大変だよ。」
百「だよなぁ〜。」
胸が苦しかった
だけど姉ちゃんはこう言ってきた
瑠璃「二人ともきっとモモがきっと好きだよ。」
百「そうかな?」
瑠璃「嫌いだったら手伝わせないよ。今のうち仲良くしときなよ。」
そうだ…
本物のアイドルになれば会わせてくれないんだ
また複雑だ……