第3章 はじめての問題
夕食を食べ終えてモモとワインを飲んでいた
やっぱり一緒に住むのはいい
予定を合わす必要もなくモモに会えるから
あの寂しかった一人暮らしはなくなったんだ
百「あ、見て!ユキ!TRIGGER写ってるよ!!」
千「本当だ。このCM結構いいよね。」
百「うん!俺も好き!!」
期待の新人TRIGGERはブラホワの勝者
僕とモモにとって二回目の総合優勝を獲得
TRIGGERと勝負する日もそう遠くはない
僕らも負けないように頑張らなくては
百「ユキ。」
千「どうした?モモ。」
百「あのね…俺……////」
モモがおかしい
今、照れるところないと思う
もしかして言いにくいことでも隠しているのか
モモのその顔は反則すぎる
僕はモモが言おうとした瞬間にモモの唇を塞いだ
もちろん口で
離してあげるとモモがアタフタし始めた
モモは可愛い
千「これでもほしかった?」
百「なんで分かるの!?ジェントルすぎるよ!」
キスしてほしそうな顔をしてたからね
モモはまだキスに慣れてないからあんまりキスをしない
抱き締めたり手を繋いだりに関してはいつもしてる
モモが言いにくいことで顔をあからめるのはねだっている時
それはキス以上かキスの時だけど
モモはあいにくキスが慣れてない以上キス以上はねだってこない
あれはキスしてほしいという意味だった
という僕の回想だけどあってたみたい
千「モモは僕とキス以上のことしてみたくない?」
百「え!?…で、でも道具ないし…////」
千「買ってあるけど?もしもの時用に」
百「無理無理無理!ユキとそれ以上なんて死んじゃう!!////」
なんだろう
照れすぎて拒否られてるから全然ショックを受けない
からかいようがある
すごく可愛いよモモ
でもいつかはモモとそういうことしてみたいけどね
千「冗談だよモモw」
百「もー!!ダーリンのバカぁ!!」
今が一番幸せ
モモといられること自体が幸せだ
永遠にこの時間が続けばいいのに
この時僕は知らなかったんだ
まさかあんなことになるなんて思いもしなかったんだ