第2章 新しいステージ
俺は漁業の船に乗って釣りを楽しんでいた
今回釣るのは何匹釣れるのかを競ってるだけ
よく分からないもの釣れたら怖いけどね
俺は隣にいる俳優さんと釣りを楽しんでいた
男だけどやっぱりユキのようなドキドキはない
俳優「モモくんって本当になんでもできるよね。」
百「ありがとうございます!俺結構運動とかにも自信あって釣りみたいなアウトドア系のものもよくやるんです!オフの日とかに。」
俳優「へぇ〜!今度呼んでよ。なにかスポーツしない?」
百「そうですね〜!」
この俳優さんは今27歳
俺より年上の先輩だ
この俳優さん名が知られてるけど
スタッフとかの間では結構変な噂があるんだよね
マネージャーを暴行したとか、王様気取りのやべぇやつでもあるとか
人気ではない後輩に対してはめっちゃ厳しいとかね
俺らはRe:valeで総合優勝したアイドルだから
こんなに親しく接してくれてるんだろうけど
偽りでちょっと怖いな
俳優「モモくん。今恋人とかいないの?」
百「いないですよ?」
俳優「過去に付き合ってたとかは?」
百「三人ほどいましたよ。」
カメラが回ってる時になんて変な質問してくるんだろう
というか女の子の話題とかファンが一番影響するから
俺は話を逸らそうとして海を目線を向けた
百「先輩はお酒強いんですか?」
俳優「酒は…普通かな。モモくんは強いって聞いたけど。」
百「接待慣れですよ!」
ユキも結構お酒強いんだよね
インドア系でもよく千葉志津雄さんと飲みに行くから
ユキが泥酔したらめっちゃ甘えてくるから可愛いんだけどね
俳優「モモくんは同性愛ってどう思ってる?」
は?
なんてこと聞く先輩なんだ!!
親の顔が見てみたい!!
やっぱり変な噂本当説もあるのかもな
百「愛は人それぞれでしょ。別に異性を好きになろうが同性を好きになろうと想いは一緒ですよ。だから俺はあんまり引かないでほしいし、応援してあげたいな!」
俳優「そうか。モモくんはいい子だね!」
百「いえいえ!」
俺が答えた時眉がピクって動いた気がする
なにを感じたんだろう
この人は何を考えて今釣りをしてるのだろう
俺はこの俳優さんの怖さを実感していたのだった
大丈夫、俺は自分でなんとかできる
もしもの時はユキを巻き込みたくない