第2章 新しいステージ
ユキside
モモと付き合ってから二ヶ月
僕らの進展はない
たまにモモが泊まりに来たりとかするけど
その時だってイチャつく時はハグとか手を繋いだりとかだ
キスしたいと思ってるけどモモが慣れてなくて拒否される
キスしたいって気持ちをモモの体にぶつけてしまっている状態
モモの額、頬、瞼、鼻
それだけじゃなくて首筋、項、腕、手の甲、胸板にも
僕らはアイドルだから跡をつけたら大変だ
だから僕は跡を絶対につけない
体にキスしてる時のモモはとても可愛い
だってモモはすごく赤い顔をしながら僕を見てくる
その目は潤っていたりもするから襲いたくなる
今日の夜は静かだ…
モモがいない…一人で家だ
千「モモ…僕とキスしたくないのかな…」
体にキスしてる時は嫌がった顔をしなかった
不快だとか、嫌悪感とか、顔を顰めたりはなかった
ただ赤面で僕のことを見ていた
その目はもっと…と求めるかのようだった
今思い出したら少しだけ興奮する←
僕はモモだけが載っている雑誌に手を伸ばした
モモには内緒にしてるがモモの雑誌は全部持ってる
最新号が出る度に本屋に行っていつも買っている
それを机の下の棚にしまっておいている
雑誌を見ていると雑誌のモモは生き生きしてる
二次元だし、僕は三次元の方がいいけど
千「いつも僕にイケメンって言うけど…モモだってイケメンだし。」
誰から見ても正統派のイケメンは僕かもしれない
だけどモモもイケメンだ
可愛い系でもあるけどファンの子はイケメンとは言わない
可愛いとかかっこいいとしか言わない
千「暇さえあればモモの写真を見るのはよそう。」
モモのことが好きだから見てしまうだろうけど
僕はちゃんとしたモモに会いたい
触れたい、声が聞きたい
モモは今頃なにしてるんだろう…
電話してみよう……
僕はスマホでモモのスマホに連絡した
百『ユキ?どうしたの?』
千「大した用事はないんだけど、モモの声が聞きたくなっただけ。」
百『ダーリン俺に会いたいと思ってくれてたの!?モモちゃんめっちゃ嬉しい!!』
電話越しのモモはいつものように元気だ
千「モモの声は癒されてるよいつも。」
百『へへっ…////』
千「モモ。好きだよ。」
百『俺も大好きだよ!ユキ!』
電話越しのモモは照れていた