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【アイナナ】一筋の光【ユキモモ】

第2章 新しいステージ


期待の新人TRIGGERは街中のポスターなどで貼られていた

俺らも負けてはいないぐらいのファンがいる

だけどまだ新人だからファンの数は歴然とRe:valeの方が上だ

JIMAの出場権を手にしたTRIGGER

俺たちは付き合ってから二ヶ月経過していた

未だに俺はユキとキスができていない

ユキは慣れない俺に合わせて頬にキスとかしてくる

頬だけでなく手の甲とか首とかにもしてくる

俺はその度にキスができないことに申し訳なさがあった

ユキは絶対したいだろうなって分かるのだ

だってユキは日に日にキスしてくる回数が多くなっていくんだから

失礼なの分かってるけど……ダメな気がして。

生ぬるい覚悟で付き合ってない

もう俺は大人だしアイドルだし同性を好きになった

子供の恋愛じゃないんだから大人なことだってするんだ

だけど…絶対超えてはならないってもう一人の俺がセーブしてくる

今俺はそのもう一人の俺に負けている

飛び越えようとすると邪魔をされるんだ

突き落とされるんだ…

その結果ユキからのキスを拒んでしまった

慣れないと言ったけど本当は慣れてる

俺は初めてキスするわけじゃないんだ

もう一人の俺がユキとのキスを拒む

理由としてはファンだから絶対ダメだと言ってる気がする

ユキと付き合うことには否定しなかったのに

どうしよ…

俺は疲れた体をベッドに投げた


百「………初めてだよ。こんな気持ち。」


ユキが初めてだ

壁を作られてユキの期待に応えられない

昔の俺は付き合った人と普通に構わずにキスしてた

だけどユキにされる側になるとその気持ちが強い

初めてこんな気持ちにさせる恋愛をした


テレビ「Re:valeのユキさんはあの女優の方と交際してるって噂がありますよね。」

テレビ「彼は涼しい顔で否定していましたけどどうなんでしょうね。」


またこれだ…

ユキは熱愛報道が多い

ドラマに出演することが多くなってからだと思う

ユキはイケメンでクールだから女子だってキュンとくる

それに熱愛報道されている女の人の方は否定も肯定もせずにどうでしょうね。と言う

俺的には否定してほしい…


百「俺と付き合ってるのに…」


言いたくても言ってはいけない

おかりんにも内緒にしていること

同性と付き合うとこんなにも堂々とできないんだな
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